宗教民俗研究執筆要項

『宗教民俗研究』執筆要項

1,原稿の構成

 論文の構成は氏名、題目、本文、本文文中に入れない史料、注、参考文献の順とします。研究ノート・調査報告・書評は論文の構成に準じます。新刊紹介については紹介書籍の著者名、著書の題目、紹介文の順とし、最後に(   )内に出版社、出版年、ページ数、価格を記入し、括弧の欄外に紹介者名を記入してください。

2,原稿の様式

 原稿は、1ページ40 字×30 行とし、A4判用紙横向きに縦書きで印字してください。原則ワープロ原稿でお願いいたします。

3,盗作の防止

 盗用等の問題が生じないように論文、研究ノート、調査報告を問わず、執筆者の見解と引用文献の内容とがはっきり区別できるように、表現上および表記上の配慮をしてください。

4,表記

 文章は現代仮名遣い、常用漢字の使用を基本とします。史料および固有名詞はこの限りではありません。人名には、敬語、敬称は用いないこととします。
○数字は原則として漢数字を用い、万の位以上は単位語を入れます。
   例 一〇万九三〇〇円
○わたりのある数字は次のように記し、数字の省略はしません。
   例 八五〇~八六〇個
○分数、百分率、小数点は次のように記します。
   例 三分の一 二六・五パーセント
○年号は西暦を用いることを原則とします。ただし、元号は必要に応じて使用できます。年・月日・時間・年齢は次のように記します。
   例 一九七〇年 万延元(一八六〇)年 二月二十八日
     十一時二十分 三十五歳

5,引用

 引用は「  」によって示すこととします。ただし、引用文が長文におよぶ場合には、本文前後を1 行空け二字分下げて記述してください。引用の最後に〔  〕をつけ、著者の姓、出版年(西暦に限る)、ページ数を以下の例にならって記入します。
 史料等の引用についてもこれに準じます。個人所有の史料の場合引用文の最後に〔  〕をつけ、著者の名前、史料名を記入します。
 史料の全文を本文中にそのまま掲載する場合、引用文の最後に〔  〕をつけ、著者の姓(名前)、収録年、収録雑誌(単行本)のページ数を次の例にならって記入します。
   例 五来 重は「……」と述べている〔五来 一九八二 一〇〇〕。
 引用が抄録の場合は次のように記します。
   例 井之口章次は、……と述べている〔井之口 一九七五 一七~三四〕。
○引用を明示する際に、注釈を用いないようにしてください。

6,注の書き方

 注は本文の最後に記載してください。注の番号はアラビア数字を用い、( ) に囲んでください。本文中に記載する注の番号は必ず句読点の前に置き、原稿には次のように記してください。
   例 柳田國男の考えによれば(1)、……
 注の書式は次のように記します。
   例《注》
     (1) □□□□□□□□……
           □□□□。
○ Word などの脚注および文末脚注機能を使用した注釈の作成については、厳禁とします。注釈についてはべた打ちでお願いいたします。

7,参考文献

 引用および参照した文献はすべて原稿の最後にまとめてください。文献の副題については前後にダーシ(―)をつけ、リストの配列は、日本語文献・欧文文献の順に、日本語文献の場合は著者の氏名の五十音順、欧文文献はアルファベット順に配列してください。各資料は以下の要領で表記をしてください。日本語文献については句点で記載事項を区切り、読点を末尾につけてください。欧文文献の場合カンマで記載事項を区切り、ピリオドを末尾につけてください。
 
単行本・・・著者、出版年、書名、出版社の順とし、書名は『 』で囲んでください。
論文・・・著者、出版年、論文名、収録雑誌(単行本) 名、巻号、出版社の順とし、論文名は「 」で囲み、雑誌(単行本) 名は『 』で囲んでください。
史料・・・著者、史料名、最後に(  ) 内に校訂者(編者)、出版年、収録雑誌(単行本) 名、出版社の順とし、論文名は「 」で囲み、雑誌(単行本) 名は『 』で囲んでください。個人所有の史料の場合は、著者、史料名、所有者名の順とし、史料名は「 」で囲んでください。

例(単行本の場合)
 井之口章次、一九七五『日本の俗信』弘文堂。
例(論文の場合)
 磯前順一、二〇一五「天皇制国家と余白」『宗教研究』第八九巻第二輯、日本宗教学会。
 本林靖久、二〇二二「能登の真宗民俗と女性―嫁のコンゴウ参りを中心に―」由谷裕哉編『能登の宗教・民俗の生成』桂書房。
例(翻訳書の場合)
 デネット、ダニエル・C、二〇一〇『解明される宗教―進化論的アプローチ』阿部文彦訳、御茶の水書房。
例(史料の場合)
 長島泰行「冨士山真景之圖」(岡田博校訂、一九八五年『江戸時代参詣絵巻 富士山真景之図』名著出版)。 

欧文の参考文献の場合・・・上記に準じますが、書き方は次の例にならってください。出版年に関してはアラビア数字で記入してください。書名・論文名に副題があればコロン( : ) を付し、書名および雑誌名はイタリック体で表記してください。翻訳がある場合には、出版年の後に〔  〕に翻訳の出版年を記し、最後に(  ) 内に翻訳題名、翻訳者、出版社を記してください。

例(単行本の場合)
Levi-Strauss, Claude, 1962〔1976〕, La Pensée sauvage ,Librairie Plon, Paris.(『野生の思考』大橋保夫、みすず書房)
例(論文の場合)
Schulzer,Rainer, 2024, Religion as Political Postulate in the Writings of the Modern Buddhist Philosopher Inoue Enryō , en : The Eastern Buddhist. Third series,The Eastern Buddhist Society.

オンライン文献の場合・・・ウェブサイト制作者名、引用箇所のタイトル、URL、(参照年月日) また、本文中の所定箇所に、以下のように括弧書きを入れ、参考文献に入れます。
 (ウェブサイト制作者名、online : ファイル名)
オンライン文献の引用については著作権、肖像権などについて十分ご注意ください。


 日本民俗学会、『日本民俗学』とは、http://www.fsjnet.jp/periodical/periodical.html(2015.7.11)として、文中には(日本民俗学会、online: periodical.html)とします。

8,図・表

 図・表および写真は必要最小限に止めてください。図版の数が5 枚を越える場合、投稿規定にあるように実費を負担していただきます。実費の価格については事務局メール宛にお問い合わせください。

図・写真・・・1 枚ごとにJPEG ファイルで送付ください。ファイル名は(通し番号:タイトル) でお願いいたします。
表・・・1 枚ごとに作成してください。ファイル名は図・写真と同様の形式でお願いいたします。

 図・写真・表ごとに通し番号をつけ、それぞれにタイトル、説明並びに出典等をつけ、本文原稿の当該箇所に挿入箇所を明記してください。本文中に入れていただき、その下に説明など記載していただいても構いませんが、別紙に通し番号とその図・表・写真の説明をまとめていただけるとより良いです。
○図版はカラーで作成していただいても構いませんが、モノクロまたはグレースケールで印刷されることを承知ください。図・表・写真のタイトル・説明はそれらの下に挿入されます。

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